top of page

大切なお客様との別れ

  • 執筆者の写真: 株式会社すみだ不動産
    株式会社すみだ不動産
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

さきほど、長く懇意にしていたお客様の訃報をいただきました。

何度も物件の売買をご一緒し、笑顔で打ち合わせを重ねた姿を思い出すと、胸が締めつけられるようで、正直なところまだ信じられません。

LINEで奥様からご連絡をいただいた瞬間、言葉が出ず、ただ悲しみだけが押し寄せてきました。

不動産会社を経営していると、多くのお客様と出会います。

そのなかで、長い時間をかけて一緒に物件を見て、悩み、決断し、喜び合えたお客様は、ただの取引先ではなく人生の一部のように感じられる存在になります。その方がもういないという現実は、言葉では言い表せないほどつらいものです。

「この物件を買ったときはうれしかったな」「あのとき一緒に売却戦略を考えたな」など、ひとつひとつの思い出がよみがえります。

数字や利回りだけではなく、人と人が共に時間を過ごし、未来を描いた記憶こそが、この仕事の本当の価値だったのだと今さらながら痛感します。

人生には必ず終わりがあります。

それを理解しているつもりでも、いざ大切な方の死に触れると、無力さや喪失感に心が沈みます。ただ同時に、「出会えたこと自体が奇跡であり、感謝すべきこと」だと気づかされます。私がこの仕事を通じていただいたご縁は、かけがえのない財産です。

不動産投資は資産を築くだけでなく、家族や次の世代へ安心を残す手段でもあります。

今回の別れを通じて、資産の承継や準備の大切さを改めて感じました。

けれども何よりも大切なのは、いま隣にいる人を大事にし、日々を悔いなく生きることだと思います。

心から哀悼の意を捧げつつ、この悲しみを無駄にせず、これからも一つひとつのご縁を大切に歩んでいきたいと思います。

人の命には限りがあると分かっていても、別れはあまりにもつらいものです。

今日のこの気持ちを忘れないように、ここに残します。

 
 
 

コメント


bottom of page